いつでも見てくれていた
今朝は大阪でも屋根が白くなりました。
こすもくんが食べなくなり、
あの手この手でいろいろ試していた日々。
みるみるうちに身体はやせ細っていくし
「この状態がいつまで続くのだろう」と、
少し心が落ち込んでしまった先週のある日。

朝の散歩をいつもよりもゆっくりと行くことができたので、
うちの子3頭で出発しました。
そしたらパラパラと雪が舞っていました。
寒いねぇ…って言いながらのんびり歩きました。
そしたら先ゆく伊万里が、
前足で軽くぴょんぴょんと小刻みにジャンプしながら
口をパクパクしているのです。
はじめ、何してるんだろう?と不思議で仕方なかったのですが、
空からパラパラと落ちてくる白い雪を食べようとしていたんです。

なんだかその光景がものすごく可愛く愛しく思えて、
「空から降ってくるアイスクリーム、すぐに消えちゃうねぇ」って
お話したら、尻尾ふりふりしながらわたしの元に走ってきました。
「楽しい~」って顔をして。
そしてその後すぐにロノがウンPをして…
袋に取ろうとした時にふとロノの視線を感じて見てみたら、
「ボク、上手にお外でウンPできたでしょ、すごいでしょ」って
満面のキラッキラの笑顔でわたしを見つめてくれていました。

「いい子だねぇ、うんPできたねぇ。」ってロノを褒めながら、
先頭を歩いていたこすもに目をやると、
わたしがロノのウンPを取ってる間、
ずっとじっと振り返ったままわたしを見て止まって待ってるのです。
わたしが立ち上がるのを確認したら、
「もういい?じゃあ行くよー」ってまた前を向いて歩き出す。
預かりっこ達も居てる散歩の時は
こうしてひとりひとりの行動や表情を
ゆっくり見ることができていなくて、
「早く行くよー」って済ませてしまっている日もありました。
こすも、ロノ、伊万里。
どんな時もわたしを見てくれていたんだなぁ。
一途に見てくれていたのに、
わたしは日々余裕がなくて気づけていなかったんだなぁ。
こんなに愛おしくて可愛い表情を、
ちゃんと見れていなかったんだなぁ。

年の瀬でしょうか?
センチメンタルになる時もあるけれど、
今年もあとわずか。1日1日を大切に。
後悔のないように…
そして来年も幸せな気持ちのままスタートが切れるように。
犬たちがくれるパワーを
ちゃんと全力で受け止められる自分でいたい。