春の訪れとともに
八雲のご希望者さまは、同じボランティア仲間のmomoakoさん。
早くからお声をかけていただいていましたが、
預かりとしての責任を果たすべく、
しっかり申し送りをしたいという
わたしのワガママを聞いてくださり、
保護してもらってちょうど1ヶ月の4/19に送り出しとなりました。

常に穏やかで優しかった八雲くん。

なんの手もかかりませんでした。
そのうちに長く我が家に居るよりも、早く最終の住処へ移った方が、
八雲のためなんじゃないだろうかと思うようになりました。

旦那くんに助手席にのせてもらって、
さあ、出発だよ。

キミはいつでも、前だけを見てたよね。

一緒に何年も頑張ってきた仲間たちと離れて、
少し不安??
この写真を留守番組の守りをしてくれていた旦那くんに送ったら、
「顔が変わったなぁ。最初は不安で泣きそうな顔してたのに」
って返ってきた。

⬆️こんな可愛い顔でわたしを見上げてくれた時、
少し泣きそうでした。

その理由は、この記事の後半に…(•ᵕᴗᵕ•)
♬*゜*•.¸¸✿ ♬*゜*•.¸¸♪*•.¸¸✿ ♬*
三ちゃん、ご機嫌いかが?

「えっっ!? 誰やのん??」

「パイセン、こんにちは。ボク、八雲」

「挨拶できたよ」

とっても穏やかに賢く挨拶もできて、
その背中からは、我が家へやって来た時のような不安は感じなくて、
誇らしかったなぁ。

手続きが済んで歓談が始まり出すと、
ストンと落ち着く。

この場所が気に入ったのね。

シーズーの順応性の高さは、誰よりも知っているつもりです。
だからこそ、仮宿に長く居てくれても全然構わないけれど、
できれば馴染んでしまう前に…
そう思うのは伊万里にしても、獅子丸にしても同じ思いです。

ひかるの時に痛いほど経験しているので…(笑)
シーズーは、どうしても心を持っていかれやすいのです(-ω-;)
でも、その先の間違いのない幸せは分かっているから、
ちゃんと送り出せるのです。
八雲は特にやられるタイプだなぁと初めから感じていました。
だからこそ、伊万里や獅子丸よりも手をかけなかったのです。
お世話をする以外で、わたしは八雲を抱っこしたことがありません。
しないようにしていました。
八雲にとったら、なんでボクだけ甘えられないんだろう?って
思わせていたかもしれない。

我先にと甘えにやってくる伊万里と獅子丸。
八雲はどんな時も1歩も2歩も下がって、じっと見てるだけでした。
「できれば、ボクも後からでいいから、甘えたいな…」
いつもそんな顔をさせてしまっていました。

わたしのワガママだったんだよ、ごめんね。
だから最後に車の中で、
あんな優しい顔をわたしに向けてくれて、
泣きそうなくらい嬉しかったんだよ。
ほんとはね、もっともっと、
わしゃわしゃー!!ぎゅーーー!!!って、したかったんだよ。
「全部、分かっていたよ」って言ってもらえたような気がして…
だから、八雲は『四温』くんになったその日から、
本当のお母さんと、お父さんに、
誰にも遠慮なく、たっぷり甘えて、自分らしい犬生を送ってね。
三太先輩にパワーを分けてあげてね。
いつか会いに行くよ。
でもその時は、我慢もしなくていいから、
いっぱい抱っこも、わしゃわしゃー!も、ぎゅーーー!!!も、させてね。
ありがとう(•ᵕᴗᵕ•)
キミの続く幸せを、ずっとずっと願っているよ。
大好き。
これまで、八雲の事を気にかけていただいていた方、
見守っていてくださった方、ありがとうございました。
これにてシーズートリオからめでたく脱退。

ひとまず、1頭分の任務完了!! (*•̀ᴗ•́*)👍
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