迎えるまでの経緯①
毎日のように里親募集のHPばかり見ていた彼と私。
シーズーを見つけては「可愛い、可愛い」と話していましたが、
言うだけでいつも話はそれで終わっていました。
GW、2人で滋賀の私の実家へ帰省した夜。
この仔を最初に見つけたのは彼でした。
2人して「ルーキーにそっくり!!」


年齢も1歳半~2歳ということで、きっとお声はすぐにかかるのだろうなと・・・。
その時はこう思っていました。
その後、この仔の保護された経緯をいろんなブログで見てみました。
保護された経緯が書かれたブログです。(ココをクリック

その時の感情は「かわいそう」とか、そんなありきたりな次元ではなかったのです。
収容所から引き出しされた直後の写真です。

![CIMG0006[1]](http://blog-imgs-45.fc2.com/2/6/t/26town/20110517191207c82.jpg)
ボタンで留めるタイプのものではなく、頭からかぶるタイプのガウンを着せられたまま、
雨の日もぬれたこの服を脱ぐこともできず、気持ちの悪いまま長期間放浪していたのです。
冷房のきいた部屋で「今日も暑いなぁ~」と言っていた夏も、
こたつでぬくぬくと暖を取っていた寒い冬も、この仔は外を放浪し続けていたのかと思うと、
涙が出てくるのです。
怖かっただろうに、不安だったろうに、寂しかっただろうに・・・
そして何よりも人間を恨んだだろうに・・・。
『ルーキーに似ているから』
それはひとつの大きな要因にはなりましたが、
「幸せにしてあげたい!」
「私なら幸せにしてあげられる!」
そんな気持ちがどんどんあふれてきたのです。
GWに入る前に、里親募集のHPを見て若くて可愛いワンを見つけては、
「見て見て~」と私に声をかける彼。
あまりにそれが続いたので、「飼いたいと思ってるの??」と聞いたことがあります。
答えは → 「智子(私)が働くなら」 でした。
ルーキーは元々は彼のお兄さんがペットショップから買ってきたワンコで、
結婚と同時に実家に残していったワンコでした。
なので、面倒は私が見ていても、月2万円はお兄さんが出してくれていました。
それを受け取り、病院や美容室へ連れて行っていたのです。
足りそうにない時は、もちろん私が負担していましたが。
今の生活がカツカツだというわけではありませんが、
ペットもお金がかかります。ワンコを迎え、何不自由なく過ごさせてあげ、
なおかつ私達の生活にも余裕を持って・・・となると、
私のバイト程度の収入でも助かるのです。
【つづく】