赤い実、熟す
GW連休が終わり、実家から大阪へ戻っております。
まず初めに・・・
Dog's smileさんのブログでも紹介がありました通り、
我が家の13代目預かりわんこ・トマト、4月28日よりトライアルに入りました。
その記事はコチラ → 『成長の三つの”ず”』(クリックで開きます)

とびきりのご縁につながって欲しいという願いを、
「赤く甘い大きな実となりますように・・・」と、
思いを込めて「トマト」と名付けた2年前。

そう、2年。
ちょっと居すぎてしまいました。
もう家族同然で、当たり前な存在になりすぎて、
可愛い可愛い、毎日可愛いでした。

お話が進んだ時、胸の奥がチクリとしました。
「ついに、この時が来たか・・・」
預かりボランティアをしていると必ずや通らなければいけないこの心境。

トマトのことが可愛すぎてたまらないそんな自分と、
いつかは送り出すコなんだと心を決めている自分を、
両方を傍から冷静に見れる自分が居ました。
不思議な感覚でした。
喪失感で苦しくならないように、自分を守るすべを、
2年でわたしは身につけていたのかなと思いました。
そして、こうやって心を決めて送り出すことができるのは、
実際にお会いして、やっぱり素敵な家族なんだということを、
ちゃんと知ることができたからなんだと思います。
トマトを送り出す日の朝、
いつものように朝食をおねだりしていたトマト。

みんなで行った最後のお散歩。

ロノがなんだかトマトに念を込めていました。
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お父ちゃんのことは最後まで苦手だったけれど、
お散歩なんてできなかった当初のことを思うと、
ずいぶんと変わったのです。
わたしのことは、毎日こんな可愛いまなざしで見つめてくれていました。

もうこんな目で見上げてくれることはないかな・・・って思いながら撮りました。
「ありがとう。大好き。」って想いを込めて。
トマトんおねだりシリーズも、いよいよ終盤だなぁ。


可笑しかったなぁ・・・
楽しかったなぁ・・・
たくさん笑ったなぁ・・・

*chico*さんちへ送り届ける道中の車内。
どんな気持ちでわたしに抱っこされていたんだろう。
わたしのちょっとの緊張が伝わってなかったかなぁ。

送り出したその日の夕ご飯は、
いつものクセでトマトの分まで用意しちゃったけど、
不思議となぜか涙は出なくって、心に蓋をして、
笑顔でトマトを送り出そうって、そう決めてたよ。

少し遠くに行ってしまったけれど、
青い空、白い雲は、きっとわたしの頭上からトマトの頭上にまでつながってる。
廃業ブリーダーからレスキューしてもらって2年。
我が家で築き上げた家庭犬としてのベースを、
新しい環境の元で、どうか生かせますように・・・。
頑張らなくてもいいよ。
トマトはトマトのまんま・・・
行ってらっしゃい。
わたしたちにまでお土産をいただきました。
*chico*さんより受け取りました。
お気持ち、ありがとうございます。
トマトをよろしくお願いします。
もう少しの間、わたしたちと一緒に、
トマトんにエールを送ってくださると嬉しいです。
我が家がボランティアをさせて頂いている保護主の『Dog’s smile』さんでは
他にもたくさんの保護わんこたちがお迎えを待っています
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