もねちゃんからのプレゼント
もう少しだけ、
もねのお話、お付き合いいただけると嬉しいです。
*間に挟むもねの写真は過去のものです。
可愛いもねちゃん。
動かなくなっても、冷たくなってもなお、可愛いままでした。

トマトは、連日の看病疲れからか、
よく眠ってた・・ ふふふ。

わたしと一緒に頑張ってくれたもんね。
頑張っているつもりは全然なかったけれど。

まる10日食べないことが心配になって、日曜日に病院行って、
腹水抜いてもらって・・・
腸の働きを良くするお薬もらって帰ってきて・・・。

今まで飲んでたお水も、もどしてしまうようになって、
火曜日にまた病院行って・・・
その時には、意識障害も出ていて、胃も動いていないと言われました。

数日で何が起こってもおかしくない、もっても数週間かも・・・と。
もねが嫌がることはもうやめよう。
お薬も無理に飲まさなくてもいいや・・・。

そして、次の日の水曜日の朝でした。
我が家にやってきた時にはすでに心臓は重度に悪く、
いつ倒れてもおかしくないと言われていました。
耳の手術を乗り越え、2年10ヶ月。
ここまでもったのはすごいことだと先生は言ってくださいました。
お母ちゃんのほこりだよ。

8日の日曜日に、葬儀をしました。
ありがたいことに、お友達も数人駆けつけてくれました。
いただいたお花に添えられていたメッセージカードも、もねに持たせました。

目が見えなかったもねちゃんが、お父ちゃんとお母ちゃんの元へ
迷わずに帰って来れるように、わたしと旦那くんが並んで写っている写真も頭の下に入れました。
姿のあるもねちゃんとの最後のお別れは、
やっぱりすごくすごくさみしかったけれど・・・
でも、最後の最後に、もねちゃんはわたしにプレゼントを残してくれました。
もねのお骨、ひとつ残らず連れて帰ることが出来るようにと、
頭から尻尾の先、足の先、爪、前歯、奥歯・・・
全部、全部、綺麗に残っていたのです。
甘えん坊のもねちゃん。

わたしともっと一緒に居たかったもねちゃん。

連れて帰ってほしかったんだね。

ここまで骨がしっかり残るのは、ちゃんと骨にまで栄養が行き届いていた証拠ですよと、
言ってくださり・・・。
出来る限り残るようにと、上手に焼いてくださったスタッフさんの腕なんでしょうけれど、
もねちゃんからの最後のメッセージ・・・
わたしが悲しまないようにと、残してくれたプレゼント・・・。
そんな風に思えたのです。

おかえり。
しばらくは側に居てね。

もねちゃんの姿はなくなってしまったけれど、
そのぬくもりに触れることはもうできないけれど。
魂でつながっているって思えるのです。
ちゃんと側に居てくれている実感があるので、
「会いたい」って思わないのです。
流れる月日が、心にどう変化を与えていくのかは分からないけれど・・・。
とっても幸せなお別れでした。
もねちゃんがお空へ帰って行った日の夜も、
やっぱり月の光は優しかった。

トマトはその日、もねが使っていたベッドで熟睡。

何を思い、何を感じていたんだろう・・・。

もねの一番の友達、最後の友達でいてくれてありがとう。

初七日の法要も終え、ゆったりと過ごしています。
いただいたお花が少しさみしくなってきたころに、
また別の方からの想いが届く。

嬉しいね、もねちゃん。

今は、もねとの思い出に浸りながら、
気持ちも落ちることなく、元気にしています。

他のワンコたちも変わらず元気です。
1年前の写真を見ては、ふふふと笑って懐かしく思ったり・・・


わたしは大丈夫です。
もねが教えてくれたこと、残してくれたもの、
これからも大切にして、前をだけを向きます。
本当に、本当に、
ありがとうございました。
こすこは家一同