望音の1年
今日は我が家のコ・4男坊もねのことを・・・。
先日の記事でも書きました通り、1月25日で家族記念日1年を迎えました。
長文になりそうなので、記事折りたたみます。
ご興味がある方は、お時間ある時に『つづきを読む』をどうぞ



一昨年の暮れに知人からこんなコがいる・・・と話を聞いたのがきっかけでした。
某所に飼い主持ち込みで収容されたもね。
殺処分からまぬがれて譲渡対象になっていました。
申告年齢13歳というハイシニア、皮膚・目・耳の状態が悪く、
おまけに心臓は重度に悪い。
よくぞ殺処分からまぬがれてくれた・・・。

某所に持ち込まれた時のもねは、体中に虫がわいていたのだそうです。
知人が見つけてくれた時は、目は死んでいて、
犬生をもう諦めているような姿でした。
そんなもねを見て、知人はこんなことを思ってくれたのだそうです。
「こすこはみたいに、可愛い姿になれるのに・・・
このコも絶対可愛くなるはず!」
知人がわたしに相談をしてきてくれた時、
その諦めたような姿を見て、
知人と同じようなことをわたしも思っていたのだと思います。
おそらくこすこはたちよりも、その残りの犬生は短いかもしれない。
1年かもしれない、2年かもしれない・・・。
そんな覚悟ももちろん含めて、その残された犬生で、
最高の幸せを与えてあげたい・・・そんな風に思ったのです。
こすもの皮膚疾患も、こはくの網膜はく離も、ロノの眼球疲も・・・
うちに来る運命のコって、どこかしら疾患があるコ。
でもそれって、わたしならケアをしてあげられるから、
わたしの元に来る運命だったんだって思っています。
きっともねもそう。
我が家に来てからの半年くらいは、そこそこ壮絶でした。
週に何度も病院通いだったなぁ・・・。
まずは耳の炎症。
心臓疾患。
甲状腺ホルモン低下症。
眼球疲。
実はもねさん、いきなりパタっと意識を失って、数分でまた起き上がる・・・
ということが度々起こっていてもおかしくないくらいの心臓の状態なのだそうです。
心臓疾患特有の咳がほとんど出ないのも、
きっと心臓のお薬と一緒に飲んでいる甲状腺ホルモンを増やすお薬のおかげかな。
お薬の飲み合わせや量が、今のもねに合っているのだと思います。
それでも季節の変わり目、気温や気圧の変化で、
すぐに下痢や嘔吐、食欲不振を起こしますが・・・。

当初もねの右耳は、常にリンパ液が流れ出てくる状態でした。
両耳共に炎症の末、鼓膜が破れてしまっています。
ちょっとした菌に負けやすく、右耳はすぐに炎症を起こし、
高熱を出し、下痢も続き、耳がパンパンに腫れ上がる・・・。
3日の1度の点滴に通い、治まってもまた数週間後にはまた再発。
こんなのを繰り返してました。
そこで、踏み切ったのが『全耳道切除』の手術。
ハイシニアで心臓疾患を持つもねに全身麻酔はほんとに怖かったのですが、
今ならいけると心臓専門の担当医に言ってもらえ、信じました。
あの時の緊張はここ数年感じたことがないくらいのものでした。
そんな手術を乗り越えてくれたもねさん。
おかげで今は快適です。

右耳の中にあった炎症の塊の中に、少なくとも悪性のものもあり、
今後もしかしたら脳などに影響が出てくるかもしれません。
それでも、そのボコボコの炎症は、脳の骨をもうちょっとで溶かしてしまう
1歩手前だったのだそうです。
あの時期に手術に踏み切って正解だった。

誰よりも頑固で、わがままで、自己主張が激しくて、
一番シー・ズーらしいもねさん。
耳が聞こえなくても、目が見えなくても、
他のコに比べたらその行動はゆっくりだけど、
生活にほとんど支障がありません。
14歳、改めておめでとう。
うちのコになってくれて、ありがとう。
アナタがあんな姿だったから、知人はわたしにご縁をくれたのかもしれない。
「うちに来たら、キレイに幸せにしてあげられるのになぁ・・・」
淡い恋心のような想いからはじまったもねとの出会い。

残りの犬生が、どうかゆっくりでありますように。
愛あふれる、幸せな毎日でありますように。
お時間取らせてしまい、すみません。
最後まで読んでいただき、ありがとうござました。
明日からはまた預かりわんこ中心の、通常記事です。
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