オジジ・もね
今日はわたしの父の、5回目の命日です。
遠く遠くの世界へいってしまった大好きなお父さん。
自分がこれほどにもお父さんのことが大好きだったことに、
お父さんがいなくなってから気づきました。
年々、夏を迎えるたびに、お父さんに会いたくて会いたくて・・・。
どうしたらいいか分からない時、
「お前がそれで良いと思うのならやってみなさい」
そんな風に言う人でした。
何かに迷ったとき、「ねぇ、お父さん、これでいいと思う?」って
どこかで口にしている自分が今でもいます。
お父さんのおかげで毎日大きな後悔をすることなく過ごせています。
ありがとう、お父さん。
記事いったんたたみますー。
今日はもねのこと、書いてみようと思います。
ご興味があれば、『続きを読む』を、お時間ある時にでもどうぞ

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我が家の13~14歳くらいのオジジ、もねさん。
その存在を見つけてもらえた時の彼は、
この先の犬生をまるで諦めてるかのような表情をしていました。
某所に連れてこられた時のもねは、体中虫がわいていたのだそうです。
劣悪な環境でどれほどの長い間、手もかけられず生きていたのか・・・。
右耳は鼓膜が破れ、リンパ液が常に流れ出ている状態、
右目は炎症の末、なんの治療もしてもらえず、
目の中の水分が外へ排出してしまい、涙を作れなくなり、
目が萎縮していまった状態(=眼球疲)で、視力はゼロ。
左目もほとんど視力はありません。
右耳の炎症がひどく、雑菌が繁殖し、体中をその菌がめぐり、
とてもしんどい時期がありました。
そのしんどい中、外耳道を閉じてしまう手術を5月に行いました。
心臓も悪く、全身麻酔に耐えられるかどうか心配した中の手術でした。
でも最終的にはもねの体力と、先生を信じ、
そして「これで良いよね?」と父に問いかけていた自分を信じました。
結果、耳の不快感のストレスもなくなり、菌に侵されることもなく、
右顔面神経がほんの少しにぶくなったくらいで、
毎日快適に元気にすごしています。
甲状腺ホルモン低下症の病気と、重度に心臓の弁が悪いのがありますが、
今のところ、お薬が効いてくれていて、大きな問題はありません。

最近のもねは甘えることを覚えて、
意思表示もしっかりとしてくれるし、
オジジだけど、可愛い可愛い赤ちゃんのようです。

眠ることと、食べることに命かけてます(笑)

聞こえないけれど、見えないけれど、ちゃんと家族を把握していて、
もちろんわたしとお父ちゃんのこともちゃんと分かっています。
わたしを呼んで、プープー鳴いてお父ちゃんがなでると、
「お父ちゃんじゃないーー!!」って怒ります(笑)

お父ちゃんが仕事から帰ってきて、部屋に入ってきたら、
ちゃんと「お帰りー」って尻尾も振ります。
家族じゃないお客様が来ても分かります。
機嫌が悪いときはとことん悪くて、ぶすっ面してます(笑)

たぶん、我が家の4シーズーの中で一番シーズーらしい性格のコです。
マイペースだけど断固(笑)

こすも、こはく、ロノ。
オジジだからか、行動が少しみんなと違うからか、
少し一目置いている感じですが、決して部外者扱いではありません。
みんなちょっとずつちょっとずつですが家族になることを受け入れてくれました。
いつ心臓疾患が悪く現れてくるのか、
甲状腺ホルモン低下症の症状の方が大きく出てくるのか、
今後のことは分かりませんが、
わたしはもねのお母さんになることができた。
もねはわたしをお母さんだと認めてくれた。
もねのお母さんに最適だと判断し、もねを託してくださった方も居る。
終生愛情と責任をいつの時も忘れず、
もねの最期が幸せであればそれでいい。
初めてもねのことを知ったとき、
運命の出会いのように、恋に落ちたあの感覚は間違いなかったと、
もねの毎日が証明できるものであれば、それでいい。