あの日を忘れない
我が家の3男坊、ロノ。

ロノの経緯を書いたことがなかったのは、
保護するにあたって、理解ができないことがたくさんありすぎて、
それに対して怒りがおさまらなかったからなのかもしれません。
書くことでまたその理不尽さに腹が立つだろうから・・・。
忘れないように、書いておこうー。
いったん記事たたみます。
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長いですよ・・・。
元繁殖犬のロノ。
どういう理由か分かりませんが、
去勢手術をされて格安で買い取った方の飼育放棄です。
ブリーダーから譲ってもらったのなら、
ちゃんとしたところなら血統証明書があるだろうし、
どういう経緯で譲ってもらったのか、
いろいろ知りたくて所有者と話がしたかったのですが、
会わせてもらえませんでした。

「どうしても可愛いと思えない。」
「要らない。」
「今すぐにでも取りに来てほしい。」
そんな風に言われたロノ。
元所有者とわたしとの間に仲介で入ったのは、
元所有者が利用していたペットサロンのオーナーさん。
自家繁殖をもしているペットサロンで、元所有者は常連さんなんだそうで。
そう、ロノは2頭目として迎えられたのです。
常連さんなので、プライバシーのこともあり表に出せない・・・と、
わけの分からないことを言ってくるペットサロンのオーナー。
ご自身も保護活動をされている身なのに、
考え方の違いにすさまじく腹を立てたのを覚えています。

「明日迎えに行きます」と言われれば、ペットサロンのオーナーなのであれば、
シャンプーくらいしてあげているだろう。
なのにお店について呼んでも30分以上待たされる・・・。
挙句お店の中に入っても、ロノが見当たらない。
お店の隅っこの方に置かれた小さなクレートを指差され、
「あのコです」と。
方向転換ができないほどの小さなクレートに、
糞尿だらけの汚い状態でぎゅうぎゅうに詰め込まれていたロノ。

扉を開けても怖がってブルブル震えて出てこない。
上のカバーを半分壊す勢いであけて開放。
「なんでこんなのに閉じ込めてんの?」
そんなことを言ったら、「出したら怖がって糞尿するんです」と。
だったら洗ってやればいいだけのことやんか!!
クレートから出したロノは、もうひどい状態で・・・。
目は飛び出て、真っ赤に充血。
まつ毛のシャッターか!って言うくらいケアされていないことも、
病院なんて連れて行ってもらっていないのも丸分かりな状態。
「目薬はさしてたんですけど・・・」
ウソってばればれやん?病院連れて行ってたら、まつげ抜いてるでしょ・・・。
現にその後、目薬1週間も続ければ充血はなくなりました。
元所有者の情報をひとつも教えてくれないのに、
ロノの今後のことばかり聞いてくる。
腹が立って、腹が立って、
今日わたしに保護されたことで、このコはじゅうぶんにシアワセです。
もう不幸なコではありません。
これ以上の情報をアタナが知る必要ありますか?
同伴してくれたお友達の後の話。
あの時、今にも殴りかかりそうでヒヤヒヤしてた・・・。
冷静なつもりだったんだけれど・・・(笑)
でもひとりで行かなくて良かった。
ロノを初めて見たとき、正直、
あぁ、このコの目はもうダメかもしれない。
摘出かなぁ・・・とまで思っていました。

抱っこをした時に、腕をぎゅーってしてくれたロノ。
全てを委ねてくれた気がして・・・。
わたしが守ったる!!
少しでも見えるようにしてあげる!!!
1年半かけて、ロノはこんなにもキレイになったんだよ。
愛と時間をかけて、キレイなキレイな、
普通のシーズーさんに。
ペットサロンのオーナーさんや、元所有者の前に、
颯爽と歩いても、絶対気づかないよね。
過去は全て脱ぎ捨てたしね、わたしと出会ったあの日にキレイさっぱりね。
ロノの保護にあたり、*chico*さんからいろいろアドバイスをいただきました。
ロノひとりの保護だけで、こんなにも心えぐられたわたし。
似たような思いを*chico*さんやオットさんは数知れずされてきたのかなぁと思うと、
保護主であるそのご苦労、ご心労、察します・・・

Special Thanks !!
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