ある猫のおはなし②
つづきです🍀
1月19日
お友達とランチをしに行って帰って来たら
いつもならわんこたちをわしゃわしゃ~って撫で繰り回すのに
なぜか何かに呼ばれるようにウッドデッキに出ました
「天気がいいから、部屋干ししていた洗濯物を外で干そう」
そこにはぐっすり眠るジジ
洗濯ものを干していても全然起きないジジ
よく寝てるなぁ~なんて思っていました

干し終わってソロっとジジに近づきました
ジジはすでに虫の息の状態でした
帰って来て15分後のことでした
1月19日 14:45pm
わたしの腕の中で4才という短い生涯を閉じたジジ

2年前にも一度生死をさまようことがありましたが奇跡の復活
そこからは落ち着いていたので
このままヨボヨボのおじちゃんになるまで生き延びることができたなら
その時はおうちの中で最期を迎えさせてあげようと思っていました

いつから悪かったのだろう
気づいてあげられなかった
でもお外猫だったから我が家の敷地を離れて
ひとり淋しく茂みに隠れて最期を迎えていてもおかしくなかっただろうに
我が家を選んでくれた
そしてわたしが帰ってくるのを待っていてくれた

最後くらいは人間のぬくもりを感じながら目を閉じることが出来たのだから
短い生涯であってもジジにとっては幸せなことだったのかもしれない
わたしにTNRについて知るきっかけをくれて
お外で生きる猫たちの厳しさを教えてくれた子のひとり

出会ったときは両手に乗るくらいの大きさで
5兄弟の中でも一番身体が小さかった
1番のおしゃべりさん
そして1番の甘えん坊
帰って来たら必ずおかえりってにゃあにゃあ出迎えてくれて
抱っこをしても絶対爪を立てない

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わんこにも優しく
こすもとは日向ぼっこ仲間で友達みたいだった
開いている窓からよく家の中に入って来ては家中探検して
ひとやすみしてくつろいでいた可愛いジジ

「ジジ!」って呼んでももう返事は返ってこないけれど
ウッドデッキに出るたびにかまくらベッドの中をのぞいてしまうよ


出会ってくれてありがとう
先ゆく親や兄弟がもしかしたらいてるかもしれないね
生まれ変わったらその時はどうかあたたかいおうちの中で過ごせる家猫として
戻って来れますように・・・

頑張って生きている兄弟猫トトのこと
どうか見守っていてほしい

最低限のことしかしてやれなくてごめんね
ありがとう
またね
我が家の敷地に1頭だけ残ったトトくん

ジジが亡くなって2日ほど不在でしたが
ふらっとまた帰ってきました
そして夜通し鳴きながら家のまわりをウロウロすることがありました
きっとジジを探していたのだと思います

今は理解したのか、普段通りです
6頭から始まった、わたしとお外猫ちゃんたちとの日常
残ったトトの行く末を温かく見守っていきたいと思います
ほぼ預かりわんこ専用になっているこのブログに
外猫たちのことを書くのはどうかなぁ・・・と思いましたが
ジジが生きた証みたいなものをちゃんと残してやりたかったので書きました
わたしが手にかけなかったら、名前すらなかったであろう外猫たち
地域猫さんに対する理解の輪がもっと広がりますように
過酷で厳しいお外で過ごす猫たちが減りますように