祈り
実家での夢。

兄が、中型犬の10歳は人間だと何歳くらいにあたるのか調べていた。
62歳、63歳くらいなんだそう。

ちょうど、母と同じくらいだったので、それを聞いた母は喜んでいた。
「夢ちゃん、同級生やん」
しんどそうな夢を、母はずっと撫でてくれていました。
この時はまだ、手のひらにヤギミルクをすくって、
口の中にちょんちょんってミルクをつけてやると、
ペロペロと舐めて、100ccくらいは飲んでくれたんです。
そして1日早めて大阪へ戻るとき、
「次に会う時は、モリモリご飯食べて、サクサク歩いて、ワンワン吠えれるようになってるよね!」
って言ってくれていた。
日曜日の夜、病院から帰るとき、母に電話して、
「そんなにも悪かったなんて・・・」と、一緒に泣いてくれた。
夢、聞こえるかな? 届いているかな?
遠い滋賀の地から、わたしの兄家族も、わたしの母も、
エールを送ってくれているよ。
祈る、強い強い思いを。
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日曜日に会いに行ったときの夢。

ぐったり、横たわって寝ていたんだけれど、
「夢ちゃん」っていうわたしたちの声に反応して、頭を起こしてくれた。

じっと、見つめてくれるその瞳は、強さを感じ、
食べることさえできたら、元気になるんではないだろうか?
って思ってしまうくらいでした。

たった1週間しか一緒に生活しなかったけれど、
この手の感触、声・・・、夢の記憶にしっかりと刻まれていたのかなぁ。
反応してくれたのがうれしかった。
気持ちが伝わってほしくって、
一晩中、ずっとあなたを撫でていたものね。

夢、なかなか思うように食べてくれないようです。
『今日の夢ちゃん』
夢、しんどいよね。
でも、もう少しでも食べられるといいのになぁ・・・。

たったの1週間でも、夢の魅力にはどっぷりはまってしまっていた我が家。
もうず~っと、夢のことばかり考えているよ。
心配とか、不安とか、そんな思いはとっくに通り越して、
ほんとに祈るのみ。
ただそれだけ。
我が家の先代・ルーキーのように、
どん底からの復活劇!なんてこと、
夢にもあったらいいのになぁ。
もう、そんなのを願うことすら、
夢には酷なんだろうかって思ってしまう。
もう少しでも、食べることができたら・・・
みんな、少し安心できるのになぁ。
大きな希望は持てないのかもしれないんだけど、
どうしても、もしかしたら!っていう思いを、
わたしは、捨てることができないんだ。
夢の目が、何かを伝えているように思えて仕方がなかったよ。
祈りを送り続けるからね。
夢は、夢叶うの夢!